abstract

近年、平均寿命の延伸に伴い、高齢者の加齢現象を改善するためのさまざまな技術がますます求められるようになっています。

特に、アジア人女性の皮膚や皮下組織は、白人と比べて厚みがあるのが特徴です。

加齢が進むと、白人は比較的浅いシワが現れやすい一方で、アジア人女性はたるみや下垂が目立ちやすくなります。

また、頬骨が高いことで、ほうれい線が白人よりも深くなりやすい傾向があります。

そのため、高齢のアジア人女性の間では、ほうれい線やフェイスラインの改善を希望する方が増えています。

本日は、私が行っている鈍針カニューレを用いたフェイスリフト手術についてご紹介します。この方法は、高齢のアジア人女性において、より満足度が高く、合併症も少ない結果が得られています。

フェイスリフト手術の流れ

face-lift-procedure
  • 切開:耳の前から耳たぶの後ろ、さらに耳の後ろにかけて切開します。
  • 鈍的カニューレによる剥離:専用の器具を使い、組織をやさしく剥がします。
  • SMAS切除:SMAS(表在性筋膜系)を高い位置で修正する切開を行います。
  • 固定:2-0 PDSという医療用糸でしっかりと固定します。
  • 余分な組織の切除:たるみの原因となる組織を取り除きます。
  • 縫合:耳の後ろで皮膚を引き上げるように縫い合わせます。